
孤独死されてしまった方の遺品整理
両親や親族の突然の孤独死。孤独死の場合には、遺品整理とは違った方法や注意点があります。
実際に孤独死された方の遺族のはどのような方法で遺品整理を行っていけば良いのか何から始めるべきなのか分からい方も多いようです。 近年、孤独死されている方も増え続けており、残されたご遺族がどのようにして遺品整理をしていけば良いのかご説明していきます。
孤独死の遺品整理の方法について
遺品整理は故人が残した家財道具、日用品、貴重品など残されたものを仕分し処分することを言います。孤独死されてからご遺体が発見されるまでに時間がかかってしまった場合、部屋中にご遺体の腐敗臭が染み込んでしまっています。そのような状況の場合は家財道具は使用できないことがほとんどなので処分しなければなりません。
遺品整理は基本的に故人が何をどこに保管しているのか分からないことが多く、貴重品や契約書が見つからないことも。賃貸マンションの場合、賃貸契約に則って退去日が迫ってくるので早急に退去しなければならないことが多くあります。
孤独死での遺品整理はここに注意!!
特殊清掃していない場合は部屋に入ってはいけない
特殊清掃とは、孤独死や事故死など室内汚損している場合の清掃業務です。特殊清掃業者による清掃作業が終わるまでは絶対に部屋に入らないように注意しましょう。特殊清掃前に部屋に立ち入るのは非常に危険な行為なの覚えておきましょう。
素手で家財道具を触らない
遺品を整理ときは、必ず手袋やマスクを使用し、部屋の中にある物に触れないように注意しておきましょう。ご遺体からの体液や、ウイルスなどの雑菌が部屋中に蔓延しているからです。万が一素手で触れてしまうと、大変危険なので二次被害を防止するためにも絶対に素手で触ったり部屋に入ったりはしないでください。
状態のいい物は綺麗に保管
基本的には、部屋にあった家財道具や日用品は使用できない状態が多いようです。故人様の思い出が詰まっており、状態のいい物や貴重品のみだけは処分せずに残しておきましょう。体液や血液が付着してしまったものは残念ですが処分してしまうことをおすすめします。判断が難しいものがあるときはプロの業者に相談して決めましょう。
遺品整理の進め方
遺品整理がができるようになるので特殊清掃が完全に終わってから作業を進めていくことができます。 近年では遺品整理業者で特殊清掃もおこなっている業者も増えてきているのでまとめて依頼するのが最も好ましい方法ではあります。
ご遺体や腐敗物の撤去→部屋に残った体液や血液の除去→遺品整理→最終の消臭・除菌といった順番に作業を行っていきます。 遺品整理は一相続人となる親族や対象者が作業を行います。故人が一人暮らしであっても、遺品整理は非常に重労働で、精神的にも負担がかかるので家族や兄弟、親戚が協力して行うことがほとんどでしょう。
孤独死の遺品整理は特殊清掃業者に頼むことも可能
孤独死の場合には、遺品整理を行う前には必ず特殊清掃を行ってくれる業者が必要になります。特殊清掃もしてくれて遺品整理もまとめて依頼できる業者に頼むことが良いでしょう。
ほとんどの特殊清掃業者は、遺品整理もまとめて対応してもらえます。特殊清掃と遺品整理を同じ業者に依頼することで、費用も安く抑えられるでしょう。